猫暖簾

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製品仕様

ろうけつ染めの暖簾に描かれた白猫は、「清浄な福招き」を意味し、白い猫が放つ静かな輝きは、空間をやわらかく浄化し、そこに集う人びとに吉祥の気配を運んでくれるでしょう。

白猫は、日本文化の中で「清浄」と「福招き」を兼ね備えた吉祥の象徴として受け継がれてきました。色彩の面で、白は古来より穢れを祓い、運気を刷新する色とされます。そのため白猫は厄除けと無病息災を願う存在として愛され、招き猫の世界でも「白=開運招福」を担う代表格です。さらに、稲荷信仰において白狐が神の使いとされることから、同じく白い毛並みをもつ猫も神聖視され、神社の縁起物や守護のモチーフとして扱われてきました。海に生きる人々の間でも白猫は重宝されました。闇夜や荒天でも姿を見失いにくい白い被毛は航海の安全をもたらすと考えられ、水軍や漁師たちは「白猫が船にいれば嵐を遠ざける」という言い伝えを信じて乗船させたと言われます。文学や芸術の分野では、白い毛並みが光を繊細に映し取る特性から“儚さ”や“幻想性”の象徴として多用され、歌川国芳による擬人化の浮世絵や竹久夢二の挿絵のなかで、白猫は幻想的な物語性を帯びる存在として描かれてきました。

 

神林宏之

株式会社勝美商店 二代目社長・職人。

1971年京都府上桂生まれ。

幼い頃から家業の染色工房で手伝いをしながら育ち、15歳で正式な弟子入り。数年間の修行を経て20歳で上京し、アパレルメーカーに3年間勤務。京都に戻り、ローケツ染めの技術をさらに深め、国内外で多くのファンを獲得した。

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木製の吊り棒は付属しておりません。

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